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「飴細工」の人生と希望の轍

(本記事は、9月17日土曜に聴いたFMから書いています)
 風が強い。フェーン現象っていうのだろうか。蒸し暑く強風の朝を迎えていた。ときおり自分が行うようにマイラジオ(SONY)でJ-Waveにチャンネルを合わせたら、聞こえてきた。Life is the Gift ( J-Wave Radioドーナッツ、略して「ラジド」)。Florida Disney World の日本館にいて、「飴細工」を作っている日本人女性の Candyさんのお話だった。
 911のとき、不景気のためにいったん職を失ったが、飴細工のお客様たちが運動してくれて、その声のおかげで復職できた経験の持ち主。
 日本で女には教えられないと一度断られた「飴細工」修行を離婚したてで子供さんを育てて一緒に暮らすために、「一生の仕事にする」「離婚しているし女だとは思わないで」などと主張して弟子入りを認められた。その後、お子さんと二人で本場アメリカのフロリダ・デイズニ―ワールドに来ないかと誘われ、その場でOKして渡米。以来、飴細工一筋にお子さんを大学まで行かせその子が今は22歳になった。
 結婚したての新婚時に作ってあげた、Swanの飴細工を食べずに長年そのまま保存しつづけ、10年経ち子どもが二人できて、子どもを連れて会いに来てくれたご夫婦のお話など、とても感動するストーリーがいくつか語られる。思わず聴き入っていた。
 「道を究める」とともに、その専門性と言うか職人魂だけではなく、女性らしく細やかな「心意気」持ち続けてこそ実現できた、素晴らしいひとつの努力と涙の人生を笑顔で明るく語る雰囲気の、いい話。そして彼女は、東北へ来た。3.11のとき、911で失職したとき彼女を救う復職のきっかけを作ってくれた、その恩人の日本人が経営する東北の旅館が津波に流された。失意のひとたちに新たな力をつけるため、ボランテイアとして飴細工を作りに日本へやってきた。並んだ子どもたちを見ているうちに最初の「抽選」を止めて並んでくれた順に次々作って作って作って。気が付けば、300人のこどもたちに、5時間ぶっとおしで飴細工を作った。
 その彼女の人生の記録が、ラジオでこともなげに本人の口からさらさらと流れる走馬灯のように次々に語られていく。まるでそこらの世間話を友人にしているかのように軽妙だが。その雰囲気全体が、何かラジオのオーラと言うか?、目に見えない魅力を放って、キラキラと僕の眼には光り輝いていた。強くそう思った土曜の朝だった。人生は素晴らしい。明日を信じて生きて行こう、という感じだな。
 ♪ 桑田圭祐「希望の轍」 ♪・・・ かぜのうたよ、たそがれよ、ためらいのみち。なみのおとは…
稲村ジェーンバージョン:You-Tube http://www.youtube.com/watch?v=DhFdjBsMOZk&feature=related
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