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2010年のデジタル家電シェア

◇2010年のデジタル家電シェア
2010-01-09 日経新聞1面記事から(Gdkジャパン調べ)
主要10品目のうち、6品目で、上位2社の販売台数シェアが低下。上位企業の寡占構造に変化。上位2社のシェア合計が70%を超えたのは3品目のみで昨年比2品目減。小型デジカメ、携帯電話端末では、30%台まで落ち込んだ。
キャノンが主要10品目のうち5品目で3位。流石は経団連会長を輩出した企業。隆盛の様子が製品シェアに表れている。レンズ交換式デジカメで1位、小型デジカメで1位、電子辞書では3位、プリンターで1位、ビデオカメラでも3位に入っている。
Appleが携帯電話端末で2位に躍進。Panasonicは4位に後退。携帯からスマホiPhone)への乗り換えが急増しアップルがついにトップ3に躍り出た。(シャープ、Apple富士通
東芝ブルーレイディスクでは東芝がレグザブランドで新規参入し、上位2社のシェアが70%を落ち込んだ。(シャープ、パナソニックソニー
ソニー;レンズ交換式デジカメでソニーが3位に浮上。(キャノン、ニコンソニー)ミラーレス一眼の新製品で初心者や女性からユーザーを新規獲得。ウオークマンを世の中に出して一世を風靡したソニーの面目躍如という感じがする。
デジタル家電はどの企業でも同じような製品が作れるコモディティー化が進み、海外EMSでの生産委託が加速。薄型テレビ(シャープ、東芝パナソニック)が年率2〜3割ペースで値下がりが進み、体力に勝る上位企業の寡占化が進んだ。
日経新聞記事から 「今後は、新基軸の製品の世代交代にいち早く対応できるかで、シェアの構造が大きく変化する可能性がある。」

◎いかに購買層となるユーザーの潜在的な満足度向上への意欲、つまり Hidden Voice of Customers に気づき、彼らの購買意欲を駆り立てて財布の紐を緩めさせて、満足度からの口コミ評判に火をつけて、市場創造が出来るかが、差異化のポイントだと思う。その為には、製造にリソースを投入するよりも製品企画とデザイン、マーケティングに集中する、例えばAppleのような企業行動が、最も効率的で有効なのではなかろうか。

【日本の電機業界のFY2010-3rdQ'tr業績発表】がこちらから