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サムスンの最強経営

【本】サムスンの元人事部長が書いたものを日本人二人が翻訳しているが、同社の会長を筆頭に以下役員がいかに「人材開発」を経営の中枢、主軸において世界のサムスンマンを育てることに心血を注いでいるか。それを具体的、網羅的に細部に至るまで詳らかにしている。ここまで全てを書いてしまっていいのだろうか?と思うものの、本の表紙からも分るとおり、「ソニーパナソニックが束になってもかなわない」。なぜか?・・・ 実践すること、そのレベルまで継続的に人材中心経営に「コミット」することはいまの日本企業にはあらゆる意味で難しいだろう。費用も時間もかかる。それほどまでに徹底したエリート育成システムであり、強度の競争中心主義である。根っこにあるのは強い世界一主義なのだろう。昔、Japan As No.1と言われた80年代にはニッポン企業にはそこかしこにあったがしかしその頃はむしろ「ガムシャラ主義」。今のSamsungはグローバルなインテリジェント経営の元でそれをシステマチックに実践しているということだろう。しかし基本は過去も現在も全くはずれていない。いかにそこまで真剣に人材育成を徹頭徹尾(本当に)できるか!ということに尽きる。ただそれだけだ。
経営トップの信念・覚悟がいかに大事かと言う面で経営者必読の書なのかもしれない。
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