東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）は８月２８日、インド、オーストラリア、ニュージーランドとの自由貿易協定（ＦＴＡ）に合意した。シンガポール開催のＡＳＥＡＮ経済閣僚会議（ＡＥＭ）でインドとオーストラリア、ニュージーランドとの個別協議を開催、2008年12月に各国と調印することを合意した。ＡＳＥＡＮ諸国ではインドとの貿易や投資が急拡大している。12月開催のASEANインド・サミットで調印し、来年1月1日から貿易品目の関税率引き下げを行う。サービスと投資についても自由化を目指し交渉する。来年までにASEAN―インド・包括的経済協力協定を締結する予定。
ASEANとインドの貿易額は2005〜2007年に年率28％で拡大。特にASEANからの輸出成長率は31％。07年のインドからASEANへの海外直接投資は6億4,100万ＵＳドルで2000年以来最も高い水準だった。一方オーストラリアとニュージーランドとは、FTAにモノ、投資、サービス、金融、通信、電子商取引、ヒト、知的所有権など、包括的に網羅することを合意した。⇔ASEANとインドのFTA2009年8月13日へJump
