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 もったいない・・・ひとびとの奇跡の改革

Mottainai
 サンデープロジェクト(日曜10Ch、TV番組)を観た。
 町市合併を政策否定し、自立という苦難の道を選択した矢祭町が発案した、不要図書を発送者の送料負担で集め、町民ボランテイア活動で図書館を作ろう、図書を購入する費用無しでやっていこうとする取り組みとその奇跡の成功ものがたり。案を公開、寄贈者を募ったところ、全国のいろいろな図書館側の人間などから、図書は業者から購入するもの、とか無償寄贈でやるのは邪道だ、図書館とは名乗らないでくれなど、いろいろな指摘、雑音、後ろ向きの鋭い批判が殺到した。3万冊も集まればよし、としていたが、実際には受付開始と同時に一日300件もの問合せが殺到、約3,000人が30万冊を寄贈してくる、という奇跡が起きた。続々届く段ボール箱の図書が体育館にあふれんばかり、それを住民たちが整理していく。図書館司書資格者もおらず、登録図書のデータ作りもパソコンでしろうとの住民(町民で構成する「図書委員」)が暗中模索で対応。その様子が映像で目の当たりに。 ちょっと目頭が熱くなってきた。 
何より一番、かっこよく素晴らしかったことは
◇貢献の評価を公開

図書を寄贈してくれたひとびとの名前を「矢祭もったいない図書館」の建物内に彫って掲載
◇成功を共感できる仕掛け作り
そのためもあって全国各地の寄贈者が図書館を見学に訪れた。中にはなくなったご子息の愛蔵書を寄贈した父親が息子さんの名前と本を実地に実にこられた場面も。

◇オープンでフェアな利用規則
利用規定は町民に限らないため、他県の寄贈者も図書を借りられるよう(応援の意味も込め)メンバー登録した。そして最後に、
◇参画意識を呼び起こす
このボランテイア図書館に共鳴、支援した各地の自治体図書館に、「矢祭もったいない図書館」コーナーが出来た。
この物語から以下を学びたい。

・始めは結果が見えなくてもやってみること


・既存勢力からの批判があろうとくじけないこと


・やる意思があり正義正論ならやってみること


・追い込まれ窮地に立ってもあきらめないこと


・善意、支援にひとつひとつ評価感謝すること

営利組織では、これと全く同じ奇跡はありえないかもしれないが、このケースでの普通の人々の考え方、 熱意、創意工夫、そして
くじけない心、を学びたい

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