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人は堀、人は石垣、人は城

政治大国インド と埋もれる日本 
 30日22時のNHKスペシャル、3回目を観た。インドは91年にそれまでの社会主義政策の行き詰まりを打破して自由主義経済へ移行。以降、外国資本が押し寄せ、国のあり方が大きく変わった。経済も伸びたが、貧富の差は拡大した。(正確に言えば、貧困層はそのままで、金持ち層が拡大、中間層も増加)
 核(兵器)を保有しておりクリントン政権とシビアに衝突したが、在米インド財界人による強力な政治への介入。(ロビーイング)により、最後には米国自身の核戦略をも転換に至らしめ、そして昨年には、核(平和)技術で米国からの協力までを取り付ける協定にこぎつけた。
 むろん、米国が対中国戦略として、核保有国であり国連常任理事国(拒否権あり)でもある、中国への牽制としてインドへ急接近したという米国なりの利益の読みはあるだろう。しかし平和利用限定の原子力発電所への査察条件はあるが、軍事目的の原子力施設への査察は盛り込んでいないというその協定書締結はブッシュによる新たな世界戦略のにおいがする。(21世紀に超大国となるであろう中国を牽制しスーパーパワーであり続けるために、米国はインドと手を組んだ、と読むのが正しいだろう)
 『 インドコーカス 』というのは、米国議会で親インド議員を指す用語なのだそうだ。このインドコーカスが7割だかに達している、と報じていたように思う。インド人は在米インド人の経済力と社会的名声などのインフラをフル活用し、政治にも人脈を築いて着実に米国の中に浸透、橋頭堡を築いているのだ比べて日本はどうだろう。例の「ダボス会議」で中印は発言が積極的だった
が日本人は影が薄かった、という報道もあった。世界のグローバルなコミュニテイで正々堂々と理論で話せる有為の人材を創り上げていかねば、日本の21世紀は、高齢化社会と言う身近な危機感をさらに上回る、国家の危機に直面するような気がした。
 経営もグローバルにやっていくには人材の構築、育成が不可欠だ。人は堀、 人は石垣、 人は城
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