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Lake Tahoe にて

 レジャー産業に見る米国経済(2001年9月4日米国在住時Andy日記から)
 米国レーバーデー(労働感謝祭)3連休を利用してカリフォルニア州随一の湖・レイクタホへ行ってきた。
 日本人学校(補習校)が終わる土曜4時すぎ、日本食スーパーで夕食代わりに日本食(おにぎりや稲荷すし)を買いこんで夕方5時過ぎにサンノゼ校@シリコンバレーを出発。約200マイルの道のり。夕闇迫るインターステイトハイウエイを70〜80マイルでかっ飛ばし、州都サクラメントを過ぎて、US-50号でシェラネバダ山脈を一気に車は登っていく。大体4時間くらいで到着。
 レイクタホは琵琶湖の○○倍の広さを誇る山の中にある火山湖。全米でも夏・冬を問わず、Water&Snowレジャーのメッカとしてつとに名高い。屈指の美しいエメラルド色の湖だ。車さえあれば気軽に誰でも行ける。レイクタホではいつもながら、AAA(日本のJAFに相当する)のガイドブックを持参。現地到着と共に早速、家内と2人分業でその夜の宿泊場所探しを行った。ベストウエスタンやトラベロッジと言った家族向けチエーンホテルは残念ながらその土曜はどこも満杯。当日の話だから無理も無いだろう。翌日曜なら空きがあった。土曜から翌週月曜祭日までの完全な三連休だが、バブルが弾けた世相を反映して?みな財布の紐が固いのか、1泊で帰る客が多いと見た。
 時間をかけ車の中から携帯で電話かけまくり、ホテル6件くらいに当たった結果、カジノを保有するネバダ州側某大手ホテル3軒は全てSold OUT。チェインホテルもどこも×。だんだんと顔が青ざめていく・・さては今日はかなり遠くの町まで戻らないとタホでは宿泊が出来ないのではないか?頭を掠める。結局、レイクタホ街道沿いの「Vacancyのサインが大きく出ている独立系(AAAガイドブックに掲載がない)Brooke's Lodge と言う一軒の宿へ飛びこみで入る。フロントで部屋のRateを聞く。その晩は125ドル。翌日曜は75ドルだと言う。合計で200ドル。チェイン系のところは100ドル後半のところが多かったことは既に電話リサーチで掴んでいたので即決。フロントは学生のような若い感じの(いかにも留守番と言った風情の)インド人系のお兄さん。Strong Accentには、シリコンバレーや事務所で慣れている。その間にもトラックに乗っった若い白人2人組みがフロントへ入って来てレートを聞き、部屋も見たいと要求。見て来た彼らは部屋をチェックしてここは止めたらしく、車の排気音を高らかに残し立ち去った。フ〜ン、良く聞くが、ああやって部屋を品定めしてから決めているのか。まあ、時間と行き先に自由が利く人向けの方法だなぁ。料金は前払い、Credit Cardにて、TAX込み220ドルを払う。
 一階の2Bed Roomの部屋:23番。車は駐車スペースが街道から引っ込んだコの字型の建物に囲まれ30台以上は駐車できるだろうか。部屋のまん前にスペースがあって荷物運びには楽チンだ。良かった。部屋は全く必要なものしかない簡素タイプ。ビジネスユースではないので目覚ましClockなどもなく、TVがあるだけ。一応CATVで60ch位は写るので全然大丈夫。日本語放送を週末にやるKTSFが写らず残念だったが。バスタブはなく半坪ほどのユニット式シャワーのみ。部屋の内装も見すぼらしく、明らかにBed Coverも3流品でかなりくたびれてはいた。しかしシーツは清潔で○。Bedスプリング(これが最重要)は固めで◎だ。申し分無し。バスルームも鏡は像がゆがんで映るようなまがいもの?のシロモノ。普通なら泊まるのにはちょっとはばかられるところだが三連休初日の夜10時近くに10歳に満たない子ども2人を抱え、ウロウロ走るのもはばかられる。また、上の子が目ざとくSwimming、Pool&SPAの看板を見つけて「ここがイイ〜!」と叫んだので、上の子の自主性・探求心を尊重することに。そうでなくとも、子どもはかなり不安になるらしく「決まった?」、「いつホテルへ行くの?」、「どうするのさ」とチェックが厳しい。実利的に妥協を図り、即断即決でCheck Inしかないだろう。しかし何より、Casinoへも歩ける目抜き通りに面していながらにして、うるさくもなく、とにかくこの安さ。結果としては万々歳で、選択眼は200%正解。当初、翌日は別のところへ移ろうか?などとも言っていたが、Pool にも入れるし、ということで、連泊が決定。
 翌日タホ観光の帰り、夕方にPoolに入った。完全無欠の我が家、貸し切り状態。5時半から7時まで大騒ぎができたので、超ラッキー。空はカリフォルニアで透き通るように美しく空気は澄んでいる。街道沿いの車の往来も道路から2m以上高くなっていて、さらには塀があって全く問題なし。ホント言うことなしだ。
こうやって子どもは自分の「勘」の正しさを体験的に学んで行く。