１９９１年秋〜１９９２年春は長子の誕生／人生の転機
当時の関係者には大変かわいがっていただき、工場でも自分の業務分野はもちろん、日本からの見学客などが大挙して来たときなど、総務広報的な仕事は全て一手に任せていただいた。赴任の最後には長女がサクラメントのサッターメモリアル病院で産まれ日米二重国籍を取得しました。
大きな成果や体験と人生の二大転換期を、両方いっぺんに経験させてもらった人生最大の華の時期だったのですね。個人的にもキャリア形成の大きな成長のときだった、と振り返ってそう思います。
こうして私たち家族はたくさんの思い出とともに、９２年４月に東京本社、そして横浜市の賃貸マンションへと帰任・帰国しました。
この経験から、私にどんなに苦しい逆境下でも、自分の力と平衡感覚で行くべき道を見つけ出し、正しい方向へ進んでいける、という自分の可能性への確信と信頼感を得ました。
この先、たとえどんな職場へ行こうとも、どこでも誰とでもきっとうまくやっていける、と。そのときに確かに思えたことは 『一人前』 として、この後の人生で大きな一里塚、Turning point となりました。
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