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「ネット+リアル」強化は手段、その真髄は顧客満足経営

◇昨日「チラ見」した・・・USAの伝統的電器店「Radio Shack」経営破たん。僕らがUSAにいた80年代後半からと90年代後半〜2000年初頭の頃、常に身近に感じてた『まちのでんきや』さんが消える。
 
Wal-martに押されてSearsとK Martが合併したのが05年。大型電器・AV・PC販売チェーンであるComp USAも、Circuit Cityも07年、08年に相次いで破綻していた。21世紀に入りネット革命は静かに侵攻し身近に迫る。我々は否応なしにネット企業に包囲される市場環境にいる。しかしそれは消費者にとっての「得」を意味しているので、メガ経営者は「徳」を発揮しているとも言える。

■そして2015年、固定客を囲い込んでこれまで踏ん張った、日本のコンビニサイズ店舗の全米チェーン・レイデイオシャックもついにAmazonの軍門に下る。先日彼の伝記を手に取って、いずれは実店舗も視野に入れていることは知っていた。恐るべし Jeff Bezos の戦略経営。社内論理より顧客利便性を徹底的に追求し、社内の反対を意に介さず、全てはお客の利便性の為に決定実行して、独走を続ける点は、日本の柳井氏のイメージにも重なる。

◇ネット革命が拡大していく中で、文具店舗チェーンのOffice DepotとStaplesも大型合併して生き残りを図る。
ポイントは電気製品や本、雑貨では「Show-rooming」で多くの人が「実店舗で実物を手に取り触って見て」から「Amazonする」消費スタイルに進化してきているという本質がある。(私は未だその消費行動をしてないが)

日本は90年代に街の小規模商店街のシャッター街シンドロームを産んだが、金融資本主義とAggressiveな経営行動を得意とする米国では、やはりM&A(合併)となるわけだ。

Steve JobsがもたらしたiPhoneスマホは、モバイルネットを加速させた。
メインフレームからミニコン時代を経て、オフコンからパーソナルコンピュータ(PC)へとダウンサイジング、オープン化が進んだ。コンピューターの小型化、個人化は、構成部品の進化をもたらし、その結果モバイルネット機器と無線・有線の社会インフラが充実した。
そして「モバイル革命」当然に、SNSとアプリ全盛の時代の到来をもたらした。

■その結果、当然の帰結として個人情報力が広まった。世の中 = B to C (Business to Consumer)市場は、常に「消費者目線」、消費者主権主義で動いている。このモバイル個人消費型を創出し、今もトップでけん引するのは、NYのデリバテイブ投資会社のVPをしていた頃にそのアイデアを思いついて、ITの確実な将来を予測して周到な準備ののちに一番の身近コモデテイ商品である「本」を選んでそこから起業して市場参入した、稀代のIT企業である、Amazon(Jeff Bezos)。

■彼は、Wal-mart本社のアーカンソー州ベントンビルに飛んで、同社CEOから直に大衆向けEveryday Low Price経営を学んで、その骨格ノウハウを吸い取った。それから約10年。ベゾスの率いるアマゾンが全てを飲み込む、ITと消費が融合する時代が近づいている。既にデータセンター(クラウドコンピューテイング)では同社のメニューである、AWSやEC2などで世界トップシェアを握り、実はアマゾンはITハイテク企業なのだ。
それに加えて今回、実店舗を手に入れた。Appleストアや、日本のコンビニのような機能を客に提供することも可能になる。
まさにネットからリアルへの侵攻。

■既に、Logistics(物流機能、倉庫機能)Fullfilmentの業務インフラで、世界随一の規模と個人向け配送能力、アカウント情報を持っているので、仮にこれらに「航空機輸送のネットワーク」を自社へ取り込んだとしたら・・・、末恐ろしいことになる予感がしてきた。

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(2015年2月7日時点)
アプリで株価を時価総額の順に並べ替えたのがたぶん昨年12月だったか、気が付けばここ数カ月で、
Amazonの株式時価総額が、173.8 Billion$と、
<株価は@374.28$>

を上回った。

  • Oracle(188.7B$) へ迫っている。

その上は、
Facebook(208.4B$) と Google(361.2B$) だが、これら2社もAmazonと同じく時価総額を増やしている。



◇ネットとリアルで、の違いはあるものの、日本のデフレ経済時代に一種の逆張り経営で安売りフィーバーから勃興して、近年高機能商品で大成功し、既に中国はおろか、バングラデシュで生産し、消費地としても世界へ出て行っているFR(ユニクロ)も、企業経営のプロセスと構造は全く異なるのだが、経営スピードやグローバルを見据えた打ち手は同類項に見える。

高品質の機能で普段着を「情報、文化」ライフスタイルの提供ととらえて世界規模でユニバーサルな先端衣料分野を開発、販売して独走し続けている。特に東レとの生産事業提携は有名な話だ。

amazonもファーストリテイリングも経営舵取りのスピード感とその事業実行力で市場や流行を自社の創出としてしまう力が最大の強み。その効果として、世界中でユーザーに利便性と安心感を提供している。これらのメガ・グローバル・迅速経営が経営戦略的にも、まさにいま旬になっている。

Wiredの記事(参考) :「Amazonの家電販売チェーン買収報道から見えてくるもの」Radio ShackをAmazonが買収

URL: http://wired.jp/2015/02/06/amazon-radioshack/


2015-2-7 (c)andy-e49er/accurasal


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