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@緊急事態/指揮者の判断

東日本大震災と指揮者の判断」
 都内某所で講演を聴く機会がありました。3.11.やBusiness Continuity Plan関係の体験から、一所懸命にその日、書き留めたメモから、私の感じた話のエッセンスを抽出します。講演された、
佐藤康雄氏は2011年3月11日当時、東京消防庁の警防部長の要職に在り、福島第一原発の水素爆発後の燃料棒冷却のため、決死の覚悟で出動した、緊急消防援助隊東京都隊総隊長を勤め上げた方です。

緊急消防援助隊は、阪神淡路大震災の反省から生まれた。全国から手をあげて登録。緊急消防援助隊派遣要請が消防庁長官から出る。半日で、111隊、485名を三回に分けて東京から福島へ派遣した)
現在は某民間企業に移られて、防災関係の仕事をされているようです。著書も出ています。

東日本大震災を振り返って】
⭕時間軸を基準に
(災害時は、実際の時間より長く感じられたり、逆だったりする。しかし往々にして物事を決するのは「時間との闘い」。だから時刻、時間には気を配り正確に。
※記録なども3.11.当時のものをきちんと保っておられて講演ではほとんど日時入りの写真をプレゼンテーションに使われていたことには感心しました。消防官という役目がら(しかも幹部だから?)記録は細目にされていたのでしょうか。
⭕現場主義、" Hands on Manager "
ハンズオンマネジャー、というのは管理者自ら現場へ出ているという意味だそうです)
⭕客観的視点の確保
(個人個人はそれぞれのフィルターを通してものごとを受け止めるからこそ、これが大事)
⭕「情報のトリアージ
 火災発生、救助必要なところはどこか、どれだけの部隊が必要か
変化がなくとも十分毎には定時報告をする。
⭕長期と短期の時間軸
これを念頭において判断、行動する。
⭕災害対応力は「想定力」
・・・※「想定外」というコトバが不用意に流行ってしまいましたが、今言われてみれば千差万別のケースバイケースの事故、災害では、前と同じケースなどひとつもない訳で、危機予知力とかではなくて、「想定するチカラ」一種の想像力が大切なんだと、今あとからこれをブログに追加で書いていて自分で思います。
・「情報は決心の礎」現場に近い下の者の方が情報を持っている(決めるのは上の者)
・リーダーは変化に着目することが重要
・具体的作戦の検討 ☞ 三つ

⭕ユーモアの威力
リーダーはユーモアが大切。苦しい場面や危ない場面では特に)
・重要情報の(部隊内部での部下との)共有を徹底、・重要情報の共有を「再」徹底・・・コミュニケーションが大事なんですね。何回も徹底、確認するそうです。
・兵站は重要、食糧補給


【指揮者の判断】
⭕客観力、決断力、即応力、
この3つが重要だが・・・〜しかし、危機対応は「実践してなんぼ」
⭕管理者自らがビジョンを持てるか
・同じ感覚の部下を何人もてるか・・・・分身の術
・窮地でどれだけ働いてくれるか
・よろしくない時はギュッと締め付ける(孫悟空の頭の輪っか)
御釈迦様の手のひら(で部下をしっかりと掌握)

【佐藤氏が心がけていること】
・至誠を肝に問う
⭕私心を離れる
言うべき時には言う
⭕迷ったら原点に帰る
どうしよう、どうしよう、では駄目
⭕時間軸こそ解決の鍵
⭕明るさが未来を切り開く
組織全体で寛容が大切






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