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人生の問い/悲劇、そして絆と癒やし

この映画が描いているテーマは、人生の問い/悲劇、そして絆と癒やし、優しさなどだろうか。

Accurasal (@Accurasal)
03/10 14:49:35
明日、3.11. から丸一年になる…
この映画は、アメリカ同時多発テロ 9.11. から10.5 年。
Extremely loud & Incredibly close。 
重たいテーマ、いいストーリー回し。

Extremely loud & Incredibly close
☆ことづくり…この映画が描いていること。
・父子の絆、子の成長
・家族の絆、母の思い
・三世代の人生の交錯
・9.11.の悲劇。それが国家レベルでなく「少年の父への思い」に化体される。行動日記的な少年の心象風景がつづられていく。リアルな事件が、恩讐とは別の次元にフォーカスして抽象化される。完全に一個人レベルに投影して描いている点は見事。民族とか宗教などの、構造的な対立構図とその感情は、この映画では完璧なまでに排除される。しかし…、張り裂けんばかりに描かれる彼の悲しみ。アスペルガー症候群ではなかったが、記憶が人並み以上に繊細で詳細な、一種特別な知能を持つ主人公による行動で、一連の「なぜなのか分からない」苦悩がものの見事に描かれていく。(彼はとても映画初出演と思えない。)
・その子の成長を願って見守る、サンドラ・ブロック演じる母親の心の姿
・NYに生きるマイノリティの人々の、絆や心の暖かさ。素晴らしい人々 ☞ 私はここが気に入った。
・美しいNY と対比される、醜い、むごいテロ事件の片鱗とその映像の断片。☞ 10年と半年が既に経つとは言え、心に傷を負った人々に、悲しみの追い打ちをかけるような形は、極力避けた映像の使い方が凄い。
・謎解きめいたプロットとラストの意外な発見。そしてそれぞれの昇華。ここは主軸であるだけに、途中想像したことを見事に裏切る、あっけないような結末。
☆ワンシーン:壁に貼られた、人探しメッセージは、まるで 3.11. 東日本大震災のようで、ドキッとさせられた。
イメージが重なる。事件か自然災害かは無関係に愛するものを失う悲しみと苦しみ。そして取り巻く人々の普遍的な祈り、怖れ、葛藤。人生や結婚の矛盾、生と死…
★ありとあらゆる人生の感情が交錯し、関わり合い、そして救い合う。見事なストーリー回し。
※ かなり重たいテーマであるため、関係者にはオススメしない。そして、幕引き終了がとっても難しいことはやむをえないと割り切ってぜひ鑑賞して欲しい。
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