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Avatar鑑賞に思う米国の悪

昨日 珍しく映画を見に行きました。@川崎ラゾ−ナ。遅ればせながらAvatarを見ました。喧しい時期が通り越しており客数が減ったので空いていて、それがよかった(座席もゆったり)。映画は前評判どおり3Dの見栄え、できばえは素晴らしく、画面がとにかく美しい。それで自然の大切さをより身近にリアルに感じることができました。
 対極に描かれる スカイピープルの操るハードウエアは極めてグロテスクに映り、映画の最中にベトナム戦争の悲惨さを思い出して明らかに強い嫌悪感を覚えました。意識が覚醒していくのが分かりました。アメリカはNative Americanとの闘いでそうとう悪辣なことをしたように(後述する)日高氏の著書に描写が出てきます。負けたことがないアメリカ、負けを認めないアメリカは、負けないためには手段を選ばない危険があるとのことです。
 JFK暗殺の背景 に何らかの関係があることは複数のテーマの異なる本をあわせ読むと黒幕や動機が浮かび上がってくるのですが、そこは興味を持っている方はぜひ考えてみてください。それらが頭の中でリンクして、映画の映像とストーリーを見ながらにして、例えば、地獄の黙示録で描かれた空からの爆撃機・戦闘ヘリによる一斉攻撃などが頭の一方に思い出されます。現実のAvatar画面とその記憶映像の両方がダブルスクリーンに映写される感覚です。
 その一方で、 Nativeの森や木々や生き物たち手塚治虫のアニメのように(いや3D技術とコンピューターグラフィックによりそれ以上に)美しくリアルに描かれ心に染みてきます。主人公とヒロインのAvatarたちがかくもしなやかで全く実物の生き物のように目に映ります。流石はスーパーコンピューター並みのプロセッサーでグラフィックをコントロールしているエレクトロニクス・半導体の近代テクノロジーの成果。CGを意識させないできばえ。タイトルバックのスクリーンに映し出される映画制作に関わった人間の夥しい数を知ったとき、「なるほど」と思いました。数百名、もしかしたら1,000人規模かも。
 話を戻しましょう。 そういった流麗な画像が自然の愛おしさを感じさせます。ときおり訪れるミッキーグレースさんのブログの写真のように、自然の息吹を感じて自らもその中でひとつのECOシステムの一部となっていて生きていることを実感させます。そして「愛おしむことの意味を分かってきた」ような、そんな今日この頃、春爛漫の季節です。(要するに歳とったな〜ですけど)<笑>

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