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【旅行】【EU】Paris〜London! 貧乏出張は、健康貧乏


 先日、この2月に続いて欧州出張をした。この不況下です。往復は職場予算圧縮のため、自己犠牲で率先して「格安航空券」を選択したのです。普通運賃よりも安い、PEX運賃と言うのがあり、これも何段階かに分かれているのですが、「ノーマルPEX」航空券なら、”片道(無料)座席アップグレード”がありうる。(混み具合にもよるが)同じチームの人たちはこれで行ってる。格安チケットの場合だと、当然ラウンジにいくこともなくそれはいいのだが、アップグレードの可能性すらない。ヒースローの一般客待合ラウンジに一人たたずんでた。周囲は旅行客で埋め尽くされ、ラウンジの円周に沿ってブランド物の店がぎっしり並んでいるが基本的にターミナルが古いので設計がせせこましい。居心地度半減って感じでした。(こりゃとっても楽しい。裸の王様になれない楽しさもまたよいし。。)
せめて、大英帝国での夜六時、白ワイン・スクリューボトルとツナサンドイッチを 8.1GBPで買って、ささやかな出発前儀式を一人敢行!同じ会社なのに部門の予算で待遇が違うのってアリか??FML

 
 高い旅費を払って正規運賃チケットでビジネスクラスに乗らなくとも、(いくつかグレード分けされている)PEX運賃チケットで片道はビジネス席へ鞍替えされる場合はよくある。PEXでも、さらにその下の運賃の「格安版」でも、その違いは、旅程の変更やキャンセルができるかどうか、くらいなのだ。差額は数万円に上るのでその違いは大きいとも言える。(この辺は考え方ひとつ)楽に国内旅行往復2回分くらいは差額で出てくる。
 格安航空券によりあてがわれる席であろうとも、行きは中央4人掛けのエコノミー席の中2席、そして私の隣は空席なのでぜんぜんOK。これは旅行会社がこっちが常連・上得意客なので、たぶん隣席をブロックすることができたのだろうと推測(コレよくあります!)。便が空いていればこういう芸当は可能。この場合、運賃の差が個人の気分や健康の差に直結しないので、まぁOK。
 だけど残念ながら、帰路は混んでました。それもエコノミー客席だけが混んでました。ロンドン⇔成田直行便です。それで・・・右3席とも乗客アサインあり。私は希望通り通路側席でしたが、隣(中央)は英国人中年男性。体が大きくない人だから本人も私も我慢できた。右端窓際は銀髪(ほぼ白髪)のパンクロッカーみたいな若い英国人風の女性。豚インフルエンザ(Swine Flu)の健康調査票を書く際に彼がF/Aから借りたボールペンを彼女も私も借りたりと、少し交流がありました。こういうのは旅の友として not so uncomfortable 、許容範囲です。点数つけたら60点。行きは値段の割には90点ですかね。往復を平均すると75点(合格)ということになるはずですが、出張は往々にして帰りのイメージが残る。なので、まあ自ら格安を選び自滅したことも勘案すると50点ぎりぎり未満でとっても不合格な感じ。たまたま業務の都合で月曜にロンドンで打合せがあったので、週末の移動がはさまってたから気分が変わってまぁ良かったけれど、これがなかったら・・・もう二度とこんな差別待遇出張は行きたいくないと思うところです。

(Break)08年12月のシカゴ乗換え時のスナップ
 そもそも自分のマイレージを使ってエコノミー席で米国往復したときの方がずっとマシでしたね。その想い出もよいものです。格安(航空券)だから、たとえビジネスクラスのエリアがガラガラ(本当に2人か3人しかいませんでビックリ)だろうとも、ビジネスアップグレードされるはずもなく。ま、その分あきらめるのが早くてかえってフラストレーションはないです。アメリカ行きのいいところはF/Aなんかのサービスも実利主義で効率重視でさっぱりとしてるところ。余計な期待も持たないし、必要にして充分なサービスで割り切りモードになれます。その辺、とてもアメリカらしいですね。
 どういう旅かと言うと・・・狭〜い座席で映画3本立て続けに見て、気づいたら眠ってて、また一本見て。とってもエコノミーな食事に舌鼓を打ち、F/Aが休む時間帯にはギャレーに置いてあるセルフのお菓子や飲み物、バナナなんかをつまむ。勝手知ったる旅のアイデアで何とか、最低必要許容ラインは自らの創意工夫で乗り切れるって感じでしょうか。その辺の「旅のコツ」を発揮できたときは満足感が得られます。たとえ自己満足であろうともSatisfiedできればいいのです。
【旅行】Swine Fluの国へ帰ってきた
 そして。。。すっかり疲れて約半日12時間、空のたびから帰って参りました@成田。頭が朦朧としていて税関ラインも選択眼は萎えてて。並んだ列は一番遅い列とか。ま、いろいろです。成田エキスプレスへ一旦おりて時間を見て、やっぱり選ばずにまた上へ戻って。戻る途中も路を間違え、地上の駐車場へ出て、あちこちふらふら。珍しいですこんなことも。
 それで「たまプラ行きの京成バス」を選択した結果、30分以上多くかかってしまいました(参りましたー!)。これら出張疲れの回復には時差ぼけ解消(一日一時間)も含め、大体私の場合には丸々1週間かかります。これでは「もう海外出張は行きたくないですね。」と言う人も出るでしょう。(本当は「6時間以上のフライトは(社員の健康を考慮して)ビジネスクラスを標準とする」っていうのがおそらく結構多くの会社で取り入れている一般的な(決して贅沢ではない)出張規定じゃないかと思ってますが)
※経費節減と貴重な社員を大切にすることのバランスが悪い会社は駄目ね。

★(後日談)6月になって。歩くと左足、膝の辺りが痛いことに気づきました。右足より腫れている感じです・・・Economy Class症候群でなければよいけど。→だからもっと社員を大切にする会社になってください。これがもしも海外企業なら肩書き的に一応米国のDirectorクラスなら、もっと良い待遇で社費出張が出来る。大体あちらさんは担当者でもビジネスだったり、ね。こっちは格安。海外ビジネスや英語スキルで人よりも高いものがあるのにこんな待遇じゃ、割り切れる人のほうが多くはないのでは?。どうでしょうか。 
 経費削減努力を誰かが誉めてくれるわけでもないし。「憲法で保障されている健康で最低限度の出張を!」これくらいの不満表明、許されるよな。いくらTGV初乗り・パリ街歩きができたからと言っても貧乏出張はまた別の問題。さても、貧乏出張で、健康貧乏、か。FML

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